上田博司
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◎演 題
◆ 「企業におけるジェロントロジーの活用について」
シニア社会の出現にともなう時代のニーズに合わせ、ジェロントロジーが細分化されて
きたものを包括的かつ多面的に捉えることができるよう、生まれました。企業にとっては、
ジェロントロジーを加え同期や調整を行うことにより、シニア社会におけるビジネスアプローチ
を的確に行っていくことに繋がります。また、ジェロントロジーを通じた知識向上は、個々の
従業員にとっても、職場におけるストレス軽減や将来像を描くことを支援するうえでプラスと
なります。
◆ 「シニアへのビジネスアプローチ」
人口の半数近くが既に50歳以上の年齢層となった日本では、シニアを語らずにビジネスを
語ることができないほどになってきました。シニア人口は年々増加していくなか、消費性向の
高い活発なシニアから介護サービスなどを必要とするシニアに至るまで、そのニーズは多様化
してきており、それゆえビジネスチャンスも広がってきています。ジェロントロジーという分野の
アプローチを加えることによって、シニア社会においてより適切かつ質の高い商品やサービス
を提供することが出来るお手伝いをします。
◆ 「シニア層とのコミュニケーションの取り方:顧客満足度上げるために」
日本の人口の4分の1以上は65歳以上の高齢者で占められ、50歳以上のシニアとなると、
既に半数近くを占め、その数と割合は引き続き増加していくことが予想されます。
シニアに様々な商品やサービスを提供する側も、シニア顧客のニーズにあわせたきめ細かい
適切な対応がさらに求められてきています。より満足度の高い評価がシニアの顧客から継続
して得られるよう、ジェロントロジーの視点からお話させていただきます。
◆ 「幸福な人生を送るために」~ジェロントロジー(老年学)という学問を学ぶ~
人口の高齢化は、ここ数十年にわたり群を抜くスピードで進んできました。我々の身近な
社会のなかで、活発な消費者や健康で元気なシニアとして生活される方々が多くいる一方、
高齢者が医療介護や社会福祉の対象者や詐欺被害者のような弱者としてとらえられがちで
あることも事実です。このようななか、高齢期における生活を個人としてどのように過ごして
いくかが重要になってきます。生き生きした生活、充実した生活を過ごすためにどのような
ことを考えていくべきかについて、ジェロントロジー(老年学)の視点から話させていただきます。
◆ 「シニア社会における行政アプローチの勧め」
人口の高齢化は日本各地でみられますが、高齢者数や高齢化率は一様ではありません。
高齢化のスピードも地域によって異なります。財政の適切な分配、しいては健全化に向けた
取り組みが喫緊の課題となっている現在、高齢者の自立ならびに生活の質の維持がこれから
も重んじられてきます。地域における人口動態や社会資源を理解し、それぞれの特性を生か
していくことを念頭に入れながら、高齢社会に直接また間接的に関わる部署、それらと連携
しうる地域の支援団体等の強いネットワークの構築と維持・調整が非常に大きな役割をもってきます。
◆ 「高齢者虐待」防止に役立つジェロントロジーのアプローチ
高齢社会がますます進んでいくなか、介護の重要性と期待が高まっています。一方、
介護者が抱える介護ストレスにはいろいろな原因が考えられます。介護施設や介護
サービスなどの現場で働く職員は、専門家としてのプライドから介護ストレスなどはあっては
ならないものという考えが浸透しており、日常業務を通じての様々な要因によって介護ストレス
が溜まるにも関わらず、表に出すことをタブー化し、ついには虐待につながってしまう可能性が
でてきます。高齢者に関する知識が低い介護職員は、高い介護職員と比較すると、高齢者に
対する処遇に関して気疲れやイライラを募らせたり、エイジズムにつながる否定的な情緒的反応
を持つことが指摘されています。
高齢社会の様々な課題に取り組めるよう時代のニーズに合わせて生まれたジェロントロジーは、
その学際的かつ包括的アプローチによって様々な課題を解決できる人材の育成を支援する学問
です。ジェロントロジーを通じた知識の獲得によって、高齢者や高齢社会を多面的・包括的に
捉えることができるようになります。それによって、現在の専門業務に付加価値を与えながら、
介護職員の意識改革を促し、介護サービスの質の向上やストレス軽減につなげます。
◆ 「シニア社会におけるジェロントロジーを通じた知識獲得の勧め」
~介護・看護・医療現場で、高齢者と接する方々へ~
日本における人口の高齢化はますます進んでいくことが予想されます。平均寿命の毎年の
延びにあわせて、介護・看護・医療現場においても高齢者に接する機会がさらに増え、多様化
した質の高いサービスが望まれる一方、学際的・多面的・包括的学問として高齢者や高齢社会
を捉えるジェロントロジー(老年学)の知識が不足しているのが現状です。各々の専門分野の
知識や経験にジェロントロジーという分野を加えることによって、より適切かつ質の高いサービス
を高齢者に提供することが出来ます。また、介護・看護・医療の現場においては、虚弱な高齢者
に関わる機会が多くなるため、固定観念や偏見をもったままルーチンワークを行うという危険性
を伴います。一度、現在の高齢者ならびに高齢社会の全体像を今の専門分野に限定せずに
見つめることによって、日々の専門業務への付加価値が得られる手助けをします。
◆ 「シニア社会におけるジェロンテクノロジーの活用」
日本の高齢化はますます進んでいくことが予想されます。毎年の平均寿命の延びと人口の
増加にあわせて、幅広い分野でシニア層への様々な商品開発やサービスなどが望まれて
きています。このようななか、ジェロンテクノロジーが注目を集めています。
ジェロンテクノロジーはジェロントロジー(老年学)とテクノロジーが組み合わさった造語です。
テクノロジー先進国である日本の技術に学際的・多面的・包括的学問として高齢者や高齢社会
を捉えるジェロントロジーの知識を加えることにより、より適切かつ質の高い商品やサービスを
シニアに提供することが出来ます。既にAI(人工知能)、I o T(モノのインターネット)、ロボット分野
における開発が進んでいますが、将来の高齢化を見据えてこのジェロンテクノロジーの分野の
更なる発展が期待されています。
◎経 歴
【プロフィール】
日本の国公立大学、米国の大学ならびに大学院への留学を通じて、日本人初となる
ジェロントロジー(老年学)博士号を米国で最も歴史のある南カリフォルニア大学(USC)
にて取得。
国連機関である世界保健機関(WHO)の「高齢化と健康プログラム」専門担当官として
勤務後、大学教員として「老年学」、「シニアビジネス」を教える傍ら、シニア社会における
諸問題に長年取り組む。
現在はシニアアクセス代表として、一般やビジネス分野、医療・福祉の現場等において
シニア社会における知識ならびにサービス向上のための講演やアドバイス等を幅広く
行っている。
また、一般社団法人アクティブエイジング協会の共同創始者としてアクティブシニアに
関連する産業の振興に努めている。
【メッセージ】
人口の半数近くが既に50歳以上となった日本のシニア社会では、様々な課題が絶え間なく、
時には変化を伴って出現します。消費性向の高い活発なシニアから介護などのサービスを
必要とするシニアに至るまで、シニア人口は年々増加するとともに多様化してきており、それゆえ
ビジネスチャンスも広がってきています。また、企業内においても、ジェロントロジーを通じた
知識向上は、企業にとって適切なビジネスチャンスに繋がったり、従業員個人の知識向上や
将来の生活像を描くことを支援するうえでプラスとなります。
ジェロントロジーという分野は日本では殆んど馴染みのない学問ですが、このアプローチを
加えることによって、社内教育はもとよりシニア社会においてより適切かつ精度の高い商品
やサービスを提供することが出来る手助けを行います。より満足度の高い、明るく活力のある
シニア社会の実現と発展を目指すためのお手伝いをします。
※ ジェロントロジーとは
人間の老化現象を生物学、医学、社会科学、心理学など多面的、総合的に研究する学問。
日本では研究の歴史が比較的浅いため、老人学・加齢学・老年学など様々な訳語が充て
られている。高齢化を前向きに受け入れることを基本とする。
【学 歴】
・ ニューヨーク医科大学(公衆衛生修士)
・ 南カリフォルニア大学(応用人口学修士)
・ 南カリフォルニア大学(老年学博士)
【職歴等】
・ 世界保健機関(WHO) 『高齢化と健康プログラム』担当官
・ 神戸大学 非常勤講師
・ 大阪大学 講師
・ 慶應義塾大学 非常勤講師
・ 兵庫県いなみ野学園 非常勤講師
・ 阪神シニアカレッジ 非常勤講師
(現在)
・ 一般社団法人アクティブエイジング協会共同創始者ならびに副代表理事
・ シニアアクセス 代表
・ 南カリフォルニア大学(USC)非常勤講師(老年学)
・ 大阪大学 慶應義塾大学 非常勤講師(老年学担当)
・ 兵庫県歯科医師会 嘱託
・ 大阪大学老年学研究会メンバー
【実 績】
大学、高齢者大学、医療関連団体、高齢者学習協議会、学会、研修会、一般市民向け講演等
◎上田博司の著書
※ランクA(A50万円まで、B100万円まで、C101万円以上、Dご相談、交通費滞在費等別)