瀧津孝
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◎演 題
時代考証に重きを置いた歴史ファンタジーや、一般にも親しみやすく娯楽性の高い歴史読本などをメインに執筆している〝歴史エンターテインメント〟作家であり、歴史研究家です。
日本の歴史を題材に、その面白さや実用性を広く一般にわかりやすく、楽しく伝えたいと思います。そこでスポットを当てるのが、私の得意分野でもあり、長い日本の歴史の中でもとりわけ個性的で魅力にあふれる人物が湧き出て、〝小説よりも奇なり〟な物語が繰り広げられる戦国、幕末、第二次世界大戦といった激動期。
「面白さ」という点では、映画やドラマに登場する歴史上の人物たちの意外な素顔、その時代背景、描かれていない実際の風俗や史実などを解説し、趣味の講座としての娯楽性を持たせます。
一方、人間の本質は太古の昔から変わらず、欲求や感情に伴う行動によって歴史は繰り返されてきました。混沌とした現代にあって、人は、そして組織はどう行動すべきかのヒントが歴史にはあり、そんな意味で歴史は人間学であり、未来学だとも考えます。「実用性」という点においては、企業経営や組織運営に役立ったり、地域おこしやコンテンツツーリズムのヒントになったりするような歴史上の人物や出来事、古代の兵法書、それらを応用した現代の成功例、失敗例を紹介し、今後の参考にしてもらいます。
このほかにも、小説作法に興味がある方に対して、私の体験談をまじえた小説創作講座、時代考証の方法などもお話しできます。
※下記のテーマはあくまでも一例です。
【講演テーマ】
■「人気の戦国ドラマ・映画に登場する武将たちの意外な素顔とは?」
江戸末期に編纂された戦国武将逸話集「名将言行録」を紐解きながら、私たちがテレビや映画やパソコン・スマホなどで観る彼らの実像に迫ります。逸話を元にわかりやすく紹介するだけでなく、当時の国内情勢や文化事情にも触れ、聞いているだけで歴史の勉強にもなるような講座を目指します。
■「聖地巡礼と歴史エンターテインメントと地域おこし」
■「歴史エンターテインメントと地域おこし ~聖地巡礼を仕掛けろ!~」
土地の歴史や人物を単にPRするのではなく、エンターテインメントコンテンツへと〝加工〟したうえで若者にアピールすることが、コンテンツツーリズムの成否を決定付けます。「聖地巡礼」にからむ様々な実例を挙げつつ、歴史エンターテインメントの可能性について提言。
■「旧日本陸軍と海軍に学ぶ組織のあり方」
第二次世界大戦についてわずかでも知識のある人であれば、ほぼ共通認識となっている〝日本陸軍悪玉論〟を否定し、日本海軍の決定的な弱点を指摘しつつ、両組織の長短を比較します。先の大戦で日本は何故負けたのか。2つの巨大組織の体質にスポットを当てて解説します。
■「私がラノベ作家になった理由(わけ)」
若者に人気のライトノベル(ラノベ)。不況に喘ぐ出版界に差す一筋の光明とも言える〝ラノベ〟市場の現状や課題を紹介しつつ、元々はお堅い新聞記者だった私が、どんな経緯でラノベ作家になったのか、その体験談や時代考証に重きを置いた小説作法をお話しします。
■「歴史エンターテインメントと時代考証」
歴史を題材にした娯楽作品を作る場合、その当時の文化や生活の描写は最低限守られていなければなりません。では、その線引きをどうするか。様々なコンテンツ事例を比較検討しながら、歴史エンターテインメントにおける時代考証とは「何が正解なのか?」に迫ります。
■「戦国武将の安全管理・危機管理」
「安全管理」の重要なポイントは、「想定される危険を予知し、そのための対策を徹底的に講じる」「万が一の時を想定して対策を講じるとともに、関係者に対する教育を徹底して行う」「関係者には自分の身の安全は自分で守ることを徹底させる」といったことであるとされていますが、これらを日々命がけで実践していたのが、かつての戦国武将たちです。彼らにとって危機管理の欠如は、即命を落とし、場合によっては一族が滅ぶことにも繋がりました。彼らが命がけで用いてきた知恵や機転、組織運営の方法などは、今を生きる私たちにとってもヒューマンエラーを防ぐうえで何かしらの示唆、教訓を与えてくれるはずです。
■「戦国武将の子育て法」
勝てばさらなる富と力を得、負ければ一族もろとも滅亡するというドラスティックにして非情な戦国時代に身を置く武将たちは、自分の子供や後継者をどんな風に教育していたのでしょう?当時と現代とでは社会常識や環境が全く異なる訳ですから、それをそのままマネしようということではありません。しかし、武将たちの教えの中には「先を読む」「機転を利かせる」などといった現代人にも求められる才知の大切さが強く込められています。これらを教育に活かす一つの知識として、親御様方や教育関係者の方々には持っていただきたいと思います。
■「戦国武将の健康管理」
常日頃、死と隣り合わせで生きることを強いられていた戦国武将たちにとって、自分の命と健康を、さらには配下の兵士たちの命と健康を管理する事はとても重要な課題でした。当時と現代とでは社会常識や環境が全く異なりますが、武将たちの教えの中には現代の私たちが教訓とすべき内容も多く含まれています。これらをご自分や同僚の皆様の健康管理に活かす何らかの一助としていただければと思います。
■「木下藤吉郎(豊臣秀吉)に学ぶ機転、知恵、やる気」
企業・組織内の意識改革向上に関心のある方に向けます。戦国時代に天下統一を果たした英雄として知られる豊臣秀吉。彼がまだ木下藤吉郎と名乗って織田信長に仕えていた若い頃、「組織の新参者」でありながら、様々な難問課題に機転と知恵でもって果敢に取り組み、成功へと導いていったエピソードが数多く残されています。役職やヒエラルキー上の地位にとらわれず、その場その場で知恵を働かせ、臆する事なく上役に意見を述べ、組織の強化を実現させていく彼の姿は、今を生きる私たちにとってもきっと何かしらの示唆、教訓を与えてくれるはずです。
■「戦国女性のファッションと美容法」
男たちが生きるか死ぬかのサバイバルレースに身を置き、戦いに明け暮れていた戦国時代に、女たちはどのように暮らしていたのでしょう。案外知られていない彼女たちのファッションや美容法について、わかりやすく解説します。武家の女性、庶民の女性、それぞれがどんなファッションに身を包み、どんな化粧をしていたのかを解説し、日々の暮らしの様子にも目を向けつつ、激動の時代をたくましく生きた彼女たちの姿を垣間みようという内容です。
■「戦国武将の統率術」
戦国時代、生きるか死ぬかのサバイバルレースに身を置き、生き抜いて来た著名な武将たちは、いずれも組織運営、組織統率の達人でもありました。この激動期を生き抜いた彼らはいかにして、運命共同体である家臣、領民らの信頼と協力を勝ち得て、「家」を守り、さらに拡大させてきたのか、その人生哲学や知恵を学びます。江戸期に編纂された戦国武将逸話集「名将言行録」「常山紀談」などをベースに、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの有名武将たちが「家」を守り、領地を拡大していく過程でどんな行動をとっていたのか、様々なエピソードを紹介し、わかりやすく解説します。
■「NHK大河ドラマ「西郷どん」主人公の思想と知られざる人柄」
2018年大河ドラマの主人公である維新の英雄・西郷隆盛は、常日頃周囲にどんなことを話し、未来の日本の形をどのように思い描いていたのか。彼の言行を世に伝える「西郷南洲遺訓」を紐解き、彼の人となりを示す様々なエピソードと共に紹介します。
◎経 歴
京都府京都市出身。京都府立鴨沂高等学校、立命館大学法学部卒業。
1984年から読売新聞大阪本社記者。
1997年にフリージャーナリストとして独立。
1998年に国内初の無料総合ゲーム情報紙「GAMEゆーゆー(現ジャパニメイト)」を創刊し、2013年まで編集長を務めた。
2001年から2004年まで、ニッポン放送のインターネットラジオ「ブロードバンド!ニッポン」で、最新ゲームを紹介するレギュラーコーナーを担当。
2013年からは小説家としての執筆に重点を置く一方、東京都千代田区の文化芸術講師(歴史・民族)に登録され、同区立九段生涯学習館で歴史探訪講座の講師を務めたのを手始めに、歴史研究家としての活動もオープンにしている。
現在、歴史ファンタジー「戦国ぼっち」・歴史冒険活劇「忍びっ娘(こ)ヴァルキリー」シリーズの続編を執筆中であると共に、アナログ媒体とデジタル媒体を問わず歴史を題材にした小説、娯楽読本、ゲーム、アプリなどの制作にも携わっている。
【講演会・トークショー】
東京都千代田区立九段生涯学習館:「戦国時代を彩った個性豊かな武将たち~彼等の意外な素顔、ホントはこんな人だった!?~」
しまなみ地域活性化推進協議会連合体:「村上水軍でまちおこし」
瀬戸内しま博覧会実行委員会:「瀬戸内海賊物語ラジオシンポジウムinみやくぼ」
NPO法人創作サポートセンター:「エンターテインメントノベル創作講座」
◎瀧津孝の著書
『乙女のための名将言行録』(アスキー・メディアワークス)
『戦国ぼっち 〜Attack of The Hojo Army〜』(一二三書房)
『戦国ぼっち2 〜Revenge of the super battle ship〜』(一二三書房)
『戦国ぼっち3 〜The tank army corps of fear〜』(一二三書房)
『戦国ぼっち4 〜Return of Shimazu tank army corps 〜』(一二三書房)
『戦国ぼっち5 〜phantom ship in setouchi 〜』(一二三書房)
『戦国ぼっち6 〜New Enemy from the Future 〜』(一二三書房)
『忍びっ娘ヴァルキリー 落ちこぼれくノ一と風魔忍軍の陰謀』(一二三書房)
『戦国ぼっち7 〜The Nightglow Monster in Kyoto〜(一二三書房)
『戦国ぼっち8 〜Protect Kyoto from the evil !!〜』(一二三書房)
『戦国ぼっち9 〜Mystery of Shingen's Treasure〜』(一二三書房)
『戦国ぼっち10 〜Kuoyama Castle Again !〜』(一二三書房)
※ランクA(A50万円まで、B100万円まで、C101万円以上、Dご相談、交通費滞在費等別)