村田一郎
講師名 |
: |
肩書き |
: |
生 年 |
: |
出身地 |
: |
講演ジャンル |
: |
◎演 題
「安全は目的ではなく、自己実現の手段に過ぎない。」
1 章【安全は許容リスクの集合体。】
2 章【社会のリスク許容量。どこまでが安全か】
3 章【巨額に驚く安全の対価。ヒューマンエラーの産物】
4 章【安全を測る便利手法。安全を楽しむために】
5 章【まとめ。安全に王道なし】
【各章のPPT例】
1章【安全は許容リスクの集合体。絶対安全はない】
・リスクとは、被害の大きさ×発生頻度×発見しにくさ
・目指すものが違う3種の安全(自分の安全、お客様の安全、企業の安全)
・安全は生きる要求の2番目(マズローの5段階欲求図)
・事故は偶然ではなく必然の結果である(リーズンのセキュリティーホール論)
・セキュリティホールの内訳は、ヒューマンエラー80%、マシンエラー20%
・ヒューマンエラーの新しい視点。原因ではなく、そのシステムの症状
・仕事の完成の達成感がヒューマンエラーを誘う。(工程のKAIZEN 例)
・ヒューマンエラーを起こす行動心理の実例(アフォーダンス。潜在特性))
・集団が人に手抜き誘う(リンゲルマンの綱引実験)
・集団の結論はリスキーシフトになる。(ウォルシュの実験)
安全は相手に対するホスピタリティ(デルタ航空の実例)
・リスク情報の対処心得
Bad News is Good News. 『良くお話頂いた』
Good News is No News. 『努力の結果の成果物』
No News is Bad News 『業務の見直し』
2章【社会のリスク許容量。どこまでが安全か】
・社会が認めるリスクは百万分の一の具体例
自動車で~、ジェット機で~、たばこを~、喫煙者と~、X 線撮影を~、ピーナツバターを~
安全をデザインするNPO 法人品質安全機構
村田一郎講演概要(マスター)
3章【巨額に驚く安全の対価。ヒューマンエラーの産物】
・笹子トンネル崩落、施工のエラーで600億円
・アクリフーズ毒入り餃子、管理エラーで250億円
・パロマガス中毒、危険に不作為で170億円
・不燃ボード違反、ルール軽視で50億円
・東洋ゴム免震ゴム偽装、品質不備で300億円
4章【安全を測る便利手法。安全を楽しむために】
・R-マップがゾーン・セイフティを見える化(安全ゾーン、改良ゾーン、リコールゾーン)
・事故原因の4Mを防止に4Eが不可欠
・危ない仕事を3Hで検証する
・危ない心理をIMO で検証する
・現場が求める仕事力はKKD で確認する
・事故防止の3大安全策)
①フェール・セーフ・・・異常時に備えた冗長設計、壊れ方設計・B787の電池ボックスが焼けた例
②フール・プルーフ・・・どんな使われ方でも安全滴下しないストーブ給油口、錠剤シート
③タンパー・プルーフ・・・悪戯にも安全100円ライター、クスリビン
・ユニバーサルデザインは健常者も便利
・車軸が後の車いす
・ビンの逆に付く注ぎ口
・お札にもヒューマンエラー防止デザインがある。
1千円は横棒、2千円は○、5千円は8角形、1万円はL字
5章【まとめ。安全に王道なし】
・表示は使用者への最終手段
・点字パネルは健常者への援助要請が目的
・ISO の決定を覆した日本のピクトデザイン。非常時の行動心理を良く表現。
・性差表現で使えなかったピクトデザイン(EU 規準違反、ウィーン市条例違反)
◎経 歴
安全や安心への関心の高まりが社会現象になりました。とても良いことですが、注意すべき観点があります。
それは、安全は目的ではなく、目的を完成させるための手段だということです。
目的とは、組織や個人それぞれが目指す、自己の実現です。
自己実現に安全を手段としてどう使うべきか。その手法を講演します。
・日本大学芸術学部ビジュアルコミュニケーション科卒業芸術学士。
平凡社、ベネッセコーポレーション、イトーキで勤務。
・編集者として、百科年鑑、雑誌別冊太陽ピアノ気分、最新カメラマニュアル100を出版。
・アートディレクターとして、日経新聞広告賞、毎日新聞広告賞を複数受賞、地方TV 賞
・顧客対応専門家として、80,000件の相談とクレームを解決。CS 推進の専門家
・イトーキにて、PL 対策室を創設し室長に就任。この間、80,000件の相談と200件のPL
事故を解決し、イトーキに品質安全を構築する。
・ISO9001文書管理システム内部品質監査主任監査員。
・オフイス家具業界のPL 対策ガイドラインを策定。オフィス業界、パーティション業界の
PL クレーム対応マニュアル、警告ピクトデザインを策定。
・R-マップ実践技術者、同指導講師((財)日本科学技術連盟認定)
・NPO 法人品質安全機構を設立し理事長に就任。NPO 支援センター評価委員(練馬区)
・経産省委託事業「ものづくりの安全品質と企業経営のあり方」調査報告書を完成。
・経産省委託事業「消費生活用製品製のリスクアセスメント」調査報告書を完成。
・消費者庁委託事業「製品安全リスクコミュニケーションの意見交換会・2節」を完成。
・日刊工業新聞に品質安全コンサルティング記事を13週連載。
・(財)日本規格協会委託事業新書「日本を活かす、広がるインフラビジネス」を出版。
・セキュリティー産業新聞委託事業「個人情報保護法Q&A」を出版
その他、専門紙・誌に品質安全記事を連載。多数の企業、業界団体で講演中
◎村田一郎の著書
「PL対応ガイドライン」(日本パーティション工業会)
「PL法に学ぶこと」(近代家具出版)
「個人情報保護法Q&A」(セキュリティ産業新聞社)
「PL対策ガイドライン」(日本オフィス家具協会)
「つくって安全つかって安全」(鶏卵肉情報センター)
「カメラマニュアル’82」(平凡社)
「仏像」(平凡社)
「ピアノ気分」(平凡社)
「新書判「日本を活かす、広がるインフラビジネス」(日本規格協会)
委託事業「「個人情報保護法Q&A」(セキュリティー産業新聞社)
【マスコミ記事】
・朝日新聞「公共交通の警告表示統一」記事
・産経新聞「100 円ライターの危険性」記事
・セキュリティ産業新聞に13 週記事連載。
・オフィス家具の安全のため雑誌「近代家具」に「PL 法に学ぶこと」を1 年連載
・食の品質安全ため「鶏卵肉情報」に1 年間連載。
・物流品質安全のため「マテリアルフロー」短期連載
その他、専門誌に連載多数
※ランクA(A50万円まで、B100万円まで、C101万円以上、Dご相談、交通費滞在費等別)