アグネス・チャン
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◎演 題
◆ 「みんな地球に生きるひと~日本の国際化と子どもの未来~」
87年の出版以来、27刷を重ねる超ロングセラー「みんな地球に
生きるひと」(岩波ジュニア新書)と同タイトルの講演は、香港での
ボランティア初体験、初来日時のカルチャーショックの話などから
スタート。
カナダ、アメリカでの留学体験を経て、歌手としてのスランプを
乗り越え、日本ユニセフ協会大使として世界各地を駆けまわるまでを、
時にはユーモラスに、時には感動的に語りつくします。 波乱万丈の
自身の半生を振り返ると共に、多くの問題提起をし、世界の現状や自分
を取りまく社会に目を向けることの大切さを訴え、人間としての生き方、
歩むべき道について提言します。
◆ 「私のターニングポイント~私の生涯学習~」
「人との出会いや経験が、すべて私の先生です」というアグネスは、
来日以来、上智大学、トロント大学、スタンフォード大学と学び続けて
きました。特に2人の子供を連れてのスタンフォード大学留学と博士号
への挑戦は、人生を賭けたチャレンジであり、大変な苦労をした分、多く
の収穫もありました。常に学び続ける意欲の源は何なのか?年齢や性別を
越えて、学ぶことの意義や楽しさ・生きがいについて、具体的なエピソード
を交えながらお話します。
◆ 「21世紀を担う子供を育てる~心を豊かにする教育とは~」
「子供が夢を見なければ大人は生きていく目標を失ってしまう。だから、
とてつもない夢を見て下さいね」と子ども達に語りかけるアグネス。
世界の厳しい現実の中でたくましく生きている子供たちが存在すること
を知ると、日本の子ども遠の目の輝きは、まったく違ったものになります。
2006年2月「Forget yourself」一自分のことは忘れて人のことを考え
ようーというコンセプトで全米でアルバムを発売したアグネスが、今、一番
言いたいのがこのメッセージ。 自分の幸せに気づいた子供たちは、きっと
人のために行動し始めるはずです。
◆ 「水の惑星に生まれて~美しい海と森について~」
国内でいくつもの環境保護団体と共に活動し、海外ではアフリカやアジア
で環境破壊の現状を視察してきた実体験をもとに、日本ばかりでなく地球的
視野で環境をいかに守っていくかを提言します。CO2の排出規制、クリーン
で安全なエネルギー対策、人口抑制、自然保護など課題は山積みですが、
国・行政・地域・個人など、様々なレベルでの取り組みの必要性に言及します。
◆ 「小さな命からの伝言~21世紀へのメッセージ~」
日本ユニセフ協会大使として毎年、世界各地を視察するアグネスが書き
下ろした「小さな命からの伝言」(新日本出版社)には、厳しい世界の現実
が生々しく記されています。今でも1100万人が5歳になる前に亡くなり、
1億2千万人が初等教育さえ受けられないという現実を前に、私たちは何が
できるのでしょうか。21世紀をいかに生きるべきか、子どもの視点から現代
社会に提言します。
「自分の恵まれた生活に感謝し、他人のために働いてみようと思う勇気が
わいてきた」講演後には、そんな感想が多数寄せられています。平和を願う
ヒューマニティあふれるアグネスの話しぶりは、いつも多くの感動を読んで
います。
◆ 「男女共同参画社会の実現のために~家庭と仕事と子供と~」
「幸せなのになぜ涙がでるの」(労働旬報社)、「新しい女」(読売新聞社)
「この道は丘へと続く」(共同通信社)など、女性問題に関しても、多数の
著作があるアグネスの実体験にもとづく提言。「仕事と家庭の両立」「男女の
協力体制」「社会のサポートシステム」など、基本的な問題は、あの『子育
て論争』当時とあまり変わっていません。この20年間の変遷を見つめてきた
アグネスが、男女を取りまく問題の核心と、具体的な解決策をお話します。
◆ 「食と健康を考える~世界の食卓から~」
「最近“食育”“デトックズ(毒素排出)などが話題になっていますが、
どちらもその基本は私が母親から学んできた薬膳料理にあります」と語る
アグネス。家族の体質を見分けて、体質に合わせた料理を作ることで健康が
保たれる、という“中国医学”に基づいた食べ方がアグネスの健康の源です。
「世界中どこへ行っても現地の人と同じ物を食べてみる」というアグネス
の食に関する話はびっくりすることばかり。世界の食卓の面白おかしい様々
なエピソードをおりまぜながら、世界的な視野から見た食文化論をお話致し
ます。「心で食べる時代」を提唱するアグネスの食文化論は、全国のJAの
集会などでも大好評です。
◆ 「みんな未来に生きるひと~少子・高齢化社会への提言~」
1980年代後半に起こった「アグネス論争」は、まさに“少子化をいかに
くいとめるか”を考えるきっかけとなった出来事でした。以来20年、「育児
休業制度」や「ゴールドプラン」など、様々な取り組みが行われてきました
が、女性や子どもを取りまく社会環境には、まだまだ多くの問題が残されて
います。実際に働く母親として、子供を生み育てながら仕事や夢を追い続けて
きたアグネス。各国の少子化対策なども交えながら、未来を生きる子供たち
や家庭を取りまく環境の改善についてもお話します。
◆ 「私が日本を好きな理由~世界の中の日本の役割~」
「私が好きな日本」(かもがわ出版)で平和国家日本が、世界の中で果た
すべき役割を明確に提言したアグネス。アメリカに追随するばかりではなく、
アジア諸国ともバランスの取れた友好関係を築くことが日本の国益にとって
不可欠であると強調します。「平和を願い、人を差別しない、美しい日本人の
心からたくさんのことを学んだ」というアグネス。新しい時代に日本の歩む
べき道を国際的な視野から、世界の中の日本の役割提言します。
◆ 「明るくさわやかに生きる~アグネスが見つめた生命~」
2007年10月1日、ピンクリボンの日に、アグネスは乳がんの手術を
受けました。その後(財)日本対がん協会の「ほほえみ大使」に就任し、
精力的にがんの早期発見と検診を訴えているアグネス。
「胸はちょっぴり小さくなったけれど、ハートは大きくなりました」という
言葉どおり、元気に、明るくさわやかに、歌手として、文化人として、一人
のボランティアとして活動を続けています。 日本人の2人に1人が、がんに
かかる時代。アグネスの実体験にもとづいた話は、多くの人に勇気と希望を
与えることでしょう。
◎経 歴
香港生まれ。1972年「ひなげしの花」で日本デビュー。一躍、アグネス・ブームを起こす。上智大学国際 学部を経て、カナダのトロント大学(社会児童心理学)を卒業。‘84年国際青年年記念平和論文で特別賞を受賞。‘85年北京チャリティーコンサートの後、 エチオピアの飢餓地帯を取材、その後、芸能活動のみでなく、ボランティア活動、文化活動にも積極的に参加する。
‘89年、米国スタンフォード大学教育学部 博士課程に留学。‘94年教育学博士号(Ph.D)取得。‘98年、日本ユニセフ協会大使に就任。以来、タイ、スーダン、東西ティモール、フィリピン、カ ンボジア、イラク、モルドバ共和国と視察を続け、その現状を広くマスコミにアピールする。
2000年には本業の歌手活動も本格的に再開。シングル「この身がちぎれるほどに」は20万枚を越すヒットを記録、リサイタル「リ・インカーネーション」も大成功をおさめた。
2003年には終戦直後のイラク、2005年にはスーダン・ダルフール地方を訪問。平和への思いを強くする。この年、「ペスタロッチー教育賞」を受賞。
2006年2月には「Forget Yourself」で念願の全米歌手デビュー。
2007年、唾液腺腫瘍、初期の乳がんという2度の大病を乗り越えて、平和コンサート活動を続け、北京人民大会堂・万人礼堂にて、ポップス歌手として初のリサイタルを成功させる。
2008年、アルバム「世界へとどけ 平和への歌声」と全国100ヶ所以上での平和コンサートが評価され、第50回日本レコード大賞、特別賞を受賞。
2010年、平和コンサートの集大成ともいえる日本武道館でのリサイタルを32年ぶりに行う。
この間、日本ユニセフ協会大使として、子どもの権利を守るための活動を続け、インド、中国、ブルキナファソ、ソマリアを視察。
2011年、東日本大震災復興支援のため、香港でチャリティーイベントを行い、被災各地を訪問、公私に渡って支援活動を続けている。
2012年、日本ユニセフ協会大使として、4月にはブータン王国、11月にイスラエル・パレスチナ を視察。帰国後に数々のメディアで報告を行い、厳しい国で生きる子どもたちの現状を広くアピールをした。
ユニセフによる被災地での支援の1つ、建設プロジェクト(全19施設、幼稚園・保育園・図書館など含め)によって完成した施設の落成式へ参加。
2016年、ユニセフ本部より「ユニセフ・アジア親善大使」に任命され、就任。
2018年の春の叙勲で旭日小綬章を受章。
現在は、芸能活動ばかりでなく、エッセイスト、大学教授、ユニセフ・アジア親善大使、日本対がん協会「ほほえみ大使」など、知性派タレント、文化人として世界を舞台に幅広く活躍している。
【 役職 】
日本ユニセフ協会大使
日本・香港親善大使
夢みるこども基金理事
地球こどもクラブ理事
あおぞら財団顧問
「らめーる日本」大使
農林水産政策研究所客員研究員
日本対がん協会「ほほえみ大使」
◎アグネス・チャンの著書
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